戦争って何？

　皆さん、昨日ＮＨＫスペシャルをご覧になりましたか？
俺は見ましたが、録画もしましたｗ

　昨日は太平洋戦争「硫黄島玉砕戦」についてだったのですが、本当に悲劇としか言いようがないというか、悲しい現実というか、学校の歴史が嫌いな俺が、歴史の重さを感じました。

硫黄島とは、東京から（硫黄島も東京都小笠原村所属ですが）南へ1250キロのところに位置する、島で、活火山地帯です。

硫黄島の歴史について簡単に説明すると、
太平洋戦争の真っ只中、米軍はＢ－２９で日本国に空襲を仕掛けるために、グアムから飛び立つ飛行機の中継基地として、位置的に何としてでも硫黄島を手に入れたかったのです。そして、日本軍もそのことを承知していました。硫黄島に派遣された兵士は約2万1千人。その殆どが、４０代や１０代の緊急招集された傭兵で、彼らはまともに軍事訓練などを受けている兵隊ではありませんでした。それに対して、硫黄島に押しかけた米軍兵士は６万人の海兵隊。米軍は、日本軍は万歳突撃などをしてくるだろうと予想し、硫黄島戦を５日で終結させると読んでいました。しかし日本軍は、硫黄島戦を長引かせようとし、必死の抵抗をしました。万歳突撃や自決は禁止事項とされており、なんとしてでも硫黄島を防衛するという教育を受け、それに立ち向かっていました。硫黄島は今でもいたるところに間欠泉があり、温泉が湧いており、硫化水素ガスが吹き出ています。そんな地熱温度の非常に高い硫黄島の地中を日本軍は掘り進み、壕を作り、指令本部を設置し、息を潜めていました。この作戦には米軍も苦戦し、穴を見つけたと思ったら、中から銃撃され、手榴弾を投げ入れたら、別の穴から銃撃されるという悪循環に悩まされました。米軍は穴に向かって拡声器で出てくるよう要求しましたが、日本軍はなかなかでてきません。食べ物も水もなく、高温にさらされ、壕の中で衰弱しきって亡くなる人もいれば、我慢の限界に達し、一部の日本兵は米軍の要求に応じて、穴から出てきました。すると穴の中にいた日本兵は「国賊め」と叫び、穴から引っ張り出された日本兵を射殺しました。そういうことも一部で起きていましたが依然として多くの日本兵は壕の中で息を殺していました。そして米軍はついに動きました。火炎放射器で日本兵のいる壕を焼き払い、壕の入り口を爆破し日本兵を生き埋めにし、更に壕の中に大量の水とガソリンをいれ、一気に火を放ちました。

　日本軍は玉砕しました。生き残った日本兵はわずか１０００人。硫黄島に召集された日本兵は、最後の最後まで必死に戦い続けました。空腹、のどの渇き、灼熱地獄、己の忍耐力、敵の攻撃、仲間の死。。。銃の使い方も知らない少年兵たち、現役を引退した４０代５０代の男たち。

　食べ物がない極限状態で、彼らは炭を・ウジを食べ、泥水を飲み、空腹を凌いでいたといいます。

昔の戦争はどちらが悪いというわけではない。勝てば戦勝国。負ければ植民地。

そんな時代に、彼ら硫黄島という逃げ場のない激戦地で必死に戦った。

今は島自体が自衛隊の管轄となっており、一般人は立ち入ることが禁止されています。また年に１度遺族や元島民や、近隣諸島の中学生が硫黄島で行なわれる慰霊祭へいくことができるそうです。でも関係のない一般人はいけません。硫黄島へ行きたければ
海上自衛隊へ入るか、某通信会社に入るか、某建設会社に入るしかありませんｗ
携帯電話は使えないそうです。島内には某通信会社（ＸＴＴ東日本）の巨大パラボラアンテナがあり、通信は衛星通信だそうです。

　硫黄島の写真を見ましたが、綺麗な空が広がり、熱帯果物が自生しており、昔この地で何があったのか想像がつかないほど綺麗です。

　と歴史の話に戻ると、その後米軍が占領し、Ｂ－２９の発進基地となり、原爆投下の悲劇が生まれるのです。でもこういう言い方をすると、硫黄島さえ防衛できていれば原爆投下などなかったじゃないかと攻め立てるような考えを起こす人もいるかもしれませんがそれは違います。たしかに結果は原爆投下で終わりました。しかし。それは当時の人がわかるわけがない。当時の人で空襲＝原爆と考えた人が何人いたのか。想像できないでしょう。じゃぁアメリカが悪いんだ！と考える人もいるかもしれませんがこれも違います。皆悪いんです。これは過去の話。現代において、昔の戦争のことをあーだこーだ持ち上げてぐだぐだいってくる頓珍漢な某中国などは問題外です。過去の歴史から見れば、日本は敗戦国です。しかし、共産主義の戦勝国を押しのけて、日本国は先進国となっています。いまや世界を代表する経済大国です。

　そんな日本は戦争を絶対にしません。中国や韓国の挑発はシカトします。日本は日本である為に、どこの国からも干渉されません。今密かにアメリカの植民地化をしていると言われていますが、その通りだと思います。まぁ敗戦国だから仕方ないのかもしれませんが、戦後６１年の今になって、植民地化が進んでいるということは問題です。

　硫黄島で玉砕した２万の兵は、一体何のために戦ったのでしょうか。きっと今という未来へ、日本国の歴史を繋げるためだったのだと思います。昔があるから今がある。今があるから未来がある。その未来を作るのは、未来に今を繋げるのは、間違いなく今の人間です。戦争を体験された方の高齢化が進んでいます。戦争を知らない若者が増えています。この事実を変える事はできません。ではどうすれば「戦争」の全てを知ることができるのか。まずは自分から学ぶことが大切です。そして、中国や韓国、ロシア、アメリカなどの国々、政治評論家によるバラエティ番組の意味のない討論などに振り回されず、歴史と政治を知ることから始めなければなりません。そして、良い事も悪い事も全てを学ばなければなりません。

アメリカ人は日本人に原爆を落とした。日本人は中国人を虐殺した。これが戦争です。やればやられる。やられればやりかえす。これが戦争です。だから、どこが悪い。自国が正しい。ということを戦後６１年経った今でもほざいている中国や韓国は全く成長していないということです。だから経済発展が遅れているのです。日本はそこをちゃんと理解しているのだからこんなに発展が早いのです。ということは間違いです。日本の場合は理解しているようで実は理解しておらず、むしろ関心がないのです。自分の明日を気に掛け、せかせかと時間に追われる毎日を過ごしている中で、どう歴史を振り替えろというんだ！と野次を飛ばされても仕方ないのかもしれません。


　あっ…


つい感情的になってしまい、硫黄島から話が飛んでしまいました。

　硫黄島で玉砕した２万の英霊にことを忘れないように私たち現代人は生きなければなりません。そうすればどんなに苦しい時だってきっと乗り越えることができると思います。



　　　合掌