カラシの悲劇２

　先日、ロシアの国境警備隊に日本の漁船が、蜜業の疑いで銃撃され乗組員一人が死亡、漁船が拿捕された事件を受けて、外務省は外務次官・副大臣を海上保安庁の助け舟でロシアに緊急派遣。遺体の早期引取りと、乗組員の早期引渡しを求めている。

　また、日本国政府はロシア国境警備隊の銃撃に対して、強い憤りを示しているが、任期間近となった小泉総理の公式コメントはなく、「あともうちょっとだったのになんでこんな問題が起きるんだよ～」と、安倍官房長官に駄々をこねている様子で、その夜安倍官房長官は、急遽靖国神社へ向かい、売店で海上自衛隊のキャップをポケットマネーで小泉総理に買い与えたという。それでも翌日も駄々をこねていた為、その日忙しかった安倍官房長官は加藤コウイチ議員へ連絡。連絡を受けたコウイチは、の知り合いの右翼団体に協力してもらい、陸上自衛隊朝霞駐屯地の検問を突破、売店前へ街宣車で乗り込んでもらったが、突然の出来事に陸上自衛官が応戦。街宣車は大破した。しばらくして、バスの中から構成員と思われる男性が出てきて、「おばちゃん、自衛他コーヒーと自衛隊せんべいくれや」と発言。しかしよく見ると、その男性はコウイチであり、その場にいた隊員は慌てて防衛庁に連絡。首相官邸に問い合わせたところ、駐屯地への連絡を忘れていたことが判明した。議員の協力をしたのに、自衛隊に街宣車を狙撃され、大破されてしまった構成員はコウイチに、「覚えてろよ」と言葉を残し、その場を去った。

　漁船拿捕から始まり、小泉総理の駄々が発生し、右翼のバスが自衛隊の狙撃を受け、これで終わったかと思いきや、翌日コウイチの実家兼事務所が大変なことに…コウイチは右翼はもとより、小泉に責任を取ってもらうとし、これを聞いた小泉は横須賀方面へ逃亡した。

　また政府は、北方領土のロシアン急患5人を北海道に運んであげたと言う。一連の事件を受けて、ビザ無し交友破棄を求めている根室市長は、残念がっている。市長を支持する市民団体幹部の話では「私たちは市長についていきます。患者が運ばれた病院にこれから抗議にいきます」と発言しいるが、それだけでは根室市長は怒りは治まらない様子だ。

　また一部の馬鹿な芸能関連会社がいまだに「タトゥー」と騒いでいる為、前回のMステドタキャンをしたタトゥーが再び来日。メンバーは「前回のことは忘れましょう。今回はいいことばかり」などと謳い、日本人もやれやれと言った感じでひっそり見ていたが、案の定ライブを予定していた某クラブで「客の入りが悪い」いう理由で、ドタキャンをした。

　元々タトゥーのドタキャン騒動で嫌悪感を示して、ファンが少なかったことに加えて、今回の漁船拿捕の事件も絡み、最悪の結果となった。このことについてタトゥーはノーコメントで、来日に同乗したロシアンクルーたちも、ショックを隠しきれない様子だ。

　これを見かねた芸能業界では、各社で緊急会議を開き、社内でまとまった結果を、オリコンに提出。オリコンは得意の集計業務を手早く終わらせ、首相官邸に提出した。
　音楽業界の強い憤りを感じ取った首相官邸では「タトゥー」を早急に根室市へ送り、根室市長に「ゴメンナサイ」と一言。「このようなことは2度としません。」と言った。根室市長は「漁船拿捕について」の謝罪だと思っていたが、タトゥー側は「ドタキャンについて」の謝罪度と認識していたようで、この事実はその後発覚した。
　政府は「ついでなので」ということで、タトゥーを夕張市にも送り、夕張市長にも「ゴメンナサイ」と一言。すると夕張市長も「申し訳ない」と誤り返し、金庫の中から諭吉100枚を「これでロシアに帰りなさい」とタトゥーにあげた。ここで、夕張市の新たな隠し財産が発覚し、夕張市はとんでもない失態をまたも起こしてしまった。NHKと民放各社は、タトゥー放送禁止の協定を結んでいた為、札幌のHTBのみがこの模様を北海道内のみで放送していた。すると、この放送を見ていた北海道民約13万人が北海道各地からスープカレーを持って、夕張市へ集結。タトゥーと夕張市長は13万人の包囲を受けて、厳重処分を食らった。

　日本国政府はタトゥーを国外永久追放とし、同行したロシアンクルー数名を捕虜とし、現在も警視庁・愛知県警・北海道警で1日23時間の尋問を行なっている。なおこの尋問は、漁船の船長が日本に戻ってくるまで続ける予定であり、事実上の人質となっている。

　日本国民が団結することが必要である。

（この記事は半分フィクションです。残りはノンフィクションです。事実と妄想のメリーゴーランドですｗｗｗ）