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2006年3月から2010年2月まで「法学部大学生の挑戦状」として運営してきましたが、大学卒業の為2010年3月より新タイトルで再出発しました!
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あー悪夢だ。 なんてことだ。

 憲法改正についてあまり議論したくないと前から書いている通りなんですが、つい書きたくなります。

 授業で話を聞いていると、憲法の先生と政治学の先生では立場が違うようで、俺は憲法の先生の言うとおりだと思う。ていうか政治学の先生がどうやらバリバリ自民党寄りの改憲派らしいので…まぁ皆が皆ではありませんけどw

 で国民投票法案が明日成立するようで、何をどう議論したのか?と安倍の頭蓋骨を貫通させて、直接脳に問いかけてみたいです。

で俺の立場を確認しておくと、別に左よりの護憲派ではありませんが、憲法改正は反対です。もう一度言います。護憲派ではありません。

まぁなんていうか、非常に軽い流れに乗って憲法改正の準備が着々と進められていることに納得がいきません。このまま本当に憲法が改正されていいのでしょうか?「憲法改正」の真の目的は9条であることは間違いない。

 現段階での改憲は非常に危険だと思う。まず憲法制定60年を記念しての改憲というのは、まったく筋違い。年老いた国会議員どもは「60年も経ったから」という理由も持っているらしいが、俺から言わせると「60年しか経っていない」ということである。たぶんこのブログを見ている人は60年さえ生きていないだろう。俺たちより憲法の方が歴史を知っているんだ。時間的問題として200年くらい経てば改憲を考えてもいいと思うが、60年経ったからといって憲法変えましょう!というのはおかしい。

 2つめ。時代的流れを理由として改憲を進めていること。これは政治学の先生の立場であり、国会での議論の中心でもあると思うが、今日本の自衛隊は積極的に海外派遣されている。特に現行憲法上、災害派遣は何の問題ないのだが、問題というか核心となっているのはイラクへの自衛隊派遣である。小泉が強引に自衛隊を送り込めたのは憲法条文の拡大解釈からである。そのわかりやすい説得文句は「自衛隊が行ったのは非戦闘地域だ!」という何ともお粗末なものであった。
 実際に自衛隊が行ったのはイラクという紛れもない戦闘地域であった。しかし移動時などを除いて自衛隊が主に活動していたところは、周りをオランダ軍やイギリス軍などに包囲されて(守られて)いた非常に安全な非戦闘地域であった。

 でこの拡大解釈もそろそろ限界だし、そもそも憲法事態を変えちゃえば問題ないんじゃない?みたいなのりで始まったのがそもそも始まりである。現在の国際問題を考えると今の憲法では乗り切ることはできないし、他の国に置いて行かれてしまうという危機感がこの憲法改正という方法に辿り着いたのだろう。

 しかしここで考えてほしいのが、たかが現在の国際情勢で、60年間頑なに守り続けられてきた「日本国憲法」を簡単に変えてしまっていいのだろうか? 改憲されれば徴兵制導入も視野に入れているらしいし、まぁ現実にはやってもメリットがないのでやらないと思うが。 まぁ今の国会議員のあくどいところは、最初のうちは憲法に明記していなくても、いつの間にか法律ができていて、徴兵制の導入がいつでもできるようにしておくこととか、追加が可能な状態にしておくことであろう。これはまた話すけど。

 で改正されたら、仮にアメリカが敵国と交戦状態になってしまったら、日本もアメリカ側に入って「後方支援」ではなく直接戦う事ができるようになるのである。つまり理論上は、太平洋艦隊総司令部のあるハワイを狙ってテポドンが発射されたら、日本がそのテポドンを打ち落とすこともできるということ。というか義務みたいな… でも北もバカではないから先に東京を落として、日本が混乱している間に本命のハワイを狙うということは容易に推測できるだろうw
 まぁとにかく、憲法改正したとたんアメリカが条約を破棄して日本がアメリカに攻撃されてしまうということも視野に入れて慎重になれということだ。

 そして最後に、今の国会議員に憲法改正を議論する権限はないということだ。どこの誰が杉村太蔵に憲法改正の議論を頼んだのか? 誰安倍に憲法改正を懇願したのか? そもそも無能な安倍が憲法改正をしたいと思うのがおかしい。なんであんな奴が憲法改正をしたがるのだ。まぁ元々をいうと安倍は小泉よりかなり右なのはいうまでもないが、靖国問題に関しては小泉が過剰なだけであって、ただのパフォーマンスだっただけである。まぁ国際問題に発展しているので、パフォーマンスでは済まされないけど…

 そしてどうやら憲法改正と共に国会法も改正するらしく、国会法には憲法改正や法律制定などに関する、発議や可決・否決の基準などが定められているのだが、この「憲法改正の発議」について、現行法では「衆議院・参議院のそれぞれ各3分の2以上の賛成がなければ憲法改正を発議できない」と規定されており、もしどちらか一方でも3分の2以上に達さなければ、憲法改正の発議はできず、改正自体ができないようになっている。憲法がどれだけ重要なものであるのかがよくわかる。しかし今回の国会法の改正案では、このそれぞれ各3分の2以上の規定はそのままだが、どちらかが3分の2以上に達さない場合は、衆参両院で委員会を設け、そこで修正を加え決を採る(この辺俺の知識があいまいです)ということで、明らかに憲法改正を発議しやすく、改正しやすくしていることがわかる。また憲法改正にも関わらず、最低投票率の導入をしなかったり、投票総数の中の多数決で決めて、無効票を考慮しないなど、あまりにずさんというか大雑把な投票方法を考えていたりして、なにがなんでも改憲を有利にさせようとする動きがよくわかる。こんな風に、見えないところで関連する法律をどんどん改正して、より有利な方向に事を進めようとしているのである。つまりこれは何を意味しているかというと、憲法改正の発議という一番重要な問題にも衆議院の優越を取り入れてしまおうという本当に恐ろしいことなのである。まさか今年の参議院選で与党に票を入れる人はいないと思うが、つまり参議院で野党が勝っても、それは意味をなさないくなる危険性があるのだ。つまり事実上の二院制壊滅。参議院の意味が本当になくなる時代が来てしまうのだ。これはイコール自民党の独裁政権の到来につながり、最悪のシナリオが動き出してしまうのだ。

 たぶん推進派の国会議員は憲法なんてどうでもいいと思っているのだろう。とにかく自分たちのやりやすいように変えていくだけなのだろう。軍国主義復活を目指している議員も少なからずいるようだが、そんなのこそ戦地へ行けば良いだろう。大体「自衛軍」というのが矛盾している。そんなレベルなら解釈上の問題で何とか対応できるような気もするけどな。。。

 まぁ憲法改正が実現されるギリギリまで俺は憲法改正反対を訴えて行きたいが、もしというか絶対来るであろうけど、国民投票の時が来たら、最後の砦として国民が正しい判断を示さなければならない。

 憲法改正の本当の必要性を一人一人が考えなければ日本は終わる。

まぁ国の為に死ねる人は、賛成に票を入れると良いだろう。金持ちは今の生活を続けたいのなら、反対に票を入れることだな。親のすねをかじっているニートや、明日の生活に困っている日雇いアルバイターは賛成に入れれば優先して戦地に行くことができるであろう…本当に明日は死ぬかもしれないな。 
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