いざ霞ヶ関！ビバ東京地裁！（第１回目）

　ということで、昨日ははしか休講を利用して、日本の中心とも言えるお役人官庁街、霞ヶ関は裁判所合同庁舎へ行ってきました。目的は裁判の傍聴と受験勉強のモチベーションアップないし維持！！
　写真は裁判所合同庁舎でこの建物には、東京高等裁判所・東京地方裁判所・東京簡易裁判所・知的財産高等裁判所などが入っています。ちなみに手前のレンガ造りの東京駅っぽい建物は、旧法務省の建物です。今でも使用されているようで、入館には身分証明書の提出が必要みたいです。

まぁ何しろ初めての霞ヶ関上陸で、場違い的な場面にも遭遇し、次回はスーツで行くことにしていますｗ

庁舎に入ったら、まずは手荷物検査で、バッグを警備員に預けて、空港にあるような機械に荷物を通します。Ｘ線検査ですな。で続いて金属探知機をくぐり抜けて、というようななんともなセキュリティーチェック。

　でカウンターで開廷されている裁判が載っている一覧表をみて、気に入った内容の裁判をチェックし、いざ法廷へ。

以下７個くらいメモっていったのですが、結局見れたのは４つ。ちなみに裁判所では弁護士を除いてその法廷で裁判に関わる人間（裁判長・検察官・事務・書記・被告、原告など）の当事者名・団体名などは全て公表されていますが、ここでは情報の公開を限らせていただきます。今回見たのはいずれも東京地裁での裁判です。

１個目刑事裁判。覚せい剤取締法違反の水上被告。この日は判決を言渡す開廷で５分くらいで終了。弁護士は国選弁護人と思われ、懲役１年４ヶ月の実刑判決が言渡されました。

２個目刑事裁判。詐欺容疑の小川被告。この日は審議のみで事実内容を確認し判決は後日に持ち越されました。

３個目刑事裁判。確か窃盗・道路交通法違反・有印文書偽造だと思います。清水被告。この日は判決だったので見たかったのですが、前の詐欺の審議を見すぎてしまった為、見れませんでした。

４個目民事裁判。株主権確認等で個人数名（原告）と大手信託銀行２社（被告）の争いで、この日は弁論でした。ちゃんと見たんですけど民事裁判の弁論は何を言っているのかよくわからん。

５個目民事裁判。原告は株式会社Ｎで被告は損害保険会社Ｊで保険金に関する弁論準備手続でしたが、掲載されていた法廷では行なわれず、特定の人しか傍聴できませんでした。

６個目民事裁判。東海の大手鉄道会社（新幹線保有してますｗ）の労働組合同士の争いでこの日は合議でした。残念ながら満席でした。法廷の傍聴人席が満席の場合、立ち見は認められていないので見ることができませんでした。恐らく双方の組合員が大多数だと…会社の規模も大きいので

７個目刑事裁判。出入国管理・難民認定法違反、窃盗のチェンチェン被告（中国籍）。この件は新件でした。日本に２,３日滞在予定で関西空港に降り立ち、そのまま不法残留。内装工として中国人の親方の下で働いていたが、借金に困り、他の中国人と結託して、空き巣に入ったのも貴金属やバッグ６点（２０万円相当）を盗み出した疑い。チェン被告はいずれの容疑も認めており、後日手続を経た上で判決が言渡される。なお被告が中国人であった為、北京語の同時通訳がなされました。すごい。

８個目刑事裁判。児童買春の容疑がかけられている串田被告にこの日判決が行なわれ、見る予定でしたが傍聴席は満席。残念。

ということで霞ヶ関の庁舎街の一角（裁判所・法務省・検察庁・弁護士会館・公安調査庁）を一回りし秋葉へ寄り、Ｊレスキュー７月号をフラゲした後帰宅しましたｗｗｗ

ちなみにこの東京地裁の入っている地上１９階・地下３階建ての合同庁舎には刑事・民事合わせて約７０個の法廷があり、行けば必ず裁判が行なわれているという状態です。

　最後に。まぁセキュリティーチェックを通過すれば誰でも入館できますが、法廷内はもちろん、庁舎内でも慎んだ行動が求められます。それゆえ今回は「誰でも傍聴できる」という感覚でラフなスタイルで行った為少し公開しているｗ　また裁判自体が人の人生が懸かった一大事なので非常に緊張しながら傍聴します。なので見ているだけで疲れます。また刑事裁判の場合、警察官や拘置所職員などに付き添われてくる被告の中には睨んでくるのもいます。乗り越えられる柵を挟んでの対面はスリルがあり、目の前で行なわれている事が現実のものなのか、ドラマを見ているような錯覚に陥りました。

おまけに。法務省の前を通った時、早稲田セミナーのパンフレット配っている人達がイパーイ。若者がイパーイ。どうやら旧司法試験短答式の合格発表のようでした。大学生っぽい人達がたくさんいて、みんな勉強してるんだなーと思いました。こういうところで刺激を受けないとね…