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2006年3月から2010年2月まで「法学部大学生の挑戦状」として運営してきましたが、大学卒業の為2010年3月より新タイトルで再出発しました!
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 中学時代にいじめられた経験を持つ東京都内の私立高1年、永野彰一さん(16)が今春、国家資格の「消防設備士」に15歳で合格した。中学生の合格は珍しく、いじめられた悔しさをバネに難関を突破した。永野さんは「夢中になれるものが見つかれば道は開ける。自分から状況を変えてみたら」といじめに悩む同世代にアドバイスする。【長野宏美】

 永野さんは昨年4月、中学3年で東京都内の公立校に転校。「積極性が持ち味」で、自分から手を挙げて学級委員になると、間もなくいじめが始まった。「転校したてなのに『自分がやる』と主張したことが、生意気に思われたのかも」。クラスをまとめようとしても話を聞いてくれない。

「死ね。消えろ」と言われ、無視された。「いつも独り。時間のたつのが遅くてたまらなかった」と振り返る。遅刻も増えた。母美恵さん(45)にベッドから連れ出され、1時間目の始業直前に登校する日々が続いた。

 そんな永野さんが「いつ学校をやめても仕事ができるように」「いじめっ子を見返したい」と挑んだのが資格試験だ。中学卒業までに手にしたのは、電気工事士や公害防止管理者など12種類。火災報知機の工事・点検などを担う「消防設備士」(甲種第4類)は大卒か実務経験者などが受験資格になるため、中学生の合格者は珍しい。合格率は32.7%(昨年度)の難関だった。

 資格試験に取り組む中で自信を得たことが転機になった。夏休み明けの放課後、自習する級友に「ぼくも入れて」と思い切って声をかけた。積極性が理由でいじめられた永野さんの「賭け」だったが、一緒に勉強してくれた。

 11月の校内合唱コンクールで指揮者になる時も、永野さんがピアノを習っていたことを知った同級生に応援された。「自分にできることがみんなの役に立つ。それが実感できた時、いじめを乗り越えられた」という。
 希望の高校に合格し、今は高校生向けのフリーペーパー作成などに取り組む。美恵さんは「認められる場所が見つかると子供は変わる」と言う。
 「無理して学校に行かなくていいけど、自分を変えていかないと、どこへ行っても同じことになる」。永野さんはそう話している。

(毎日新聞) - 12月10日3時7分更新


 自殺してしまう人もいれば、こうして頑張れる人もいるんだよ。君も一緒にがんばってみようよ。

 素晴らしい。中学生でこれだけの資格を取ることが出来るのはすばらしいと思う。俺も高校の時に受けたが駄目だった資格もある。

 何が彼をそうさせているのかと言えば、この結果をみると、どれだけいじめで苦しめられていて、どれだけ見返してやりたいという気持ちが強いのかよくわかります。

 資格試験を受ける理由は人それぞれですが、彼のような人間もいると言う事実を知ることが出来ました。

 だが一方で受験資格が必要な「消防設備士」(甲種第4類)を中学生がどのようにして受けられたのかが知りたいw

 口で言うのは簡単だと言われてしまいそうだが、人間生きていくうえで泣き寝入りしては何も始まらない。ましてや死んでしまっては終わりなんだ。

 資格試験受験の理由の一つについてでした。
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無題
私も最近、ゼミの研究課題でで『いじめ』を取り上げました。
いじめは非常に法的な問題も山積みです。

様々な判例を読んで思った事が多々あります。

制度的にはいろんな部分でいじめに対する意識改革が絶対だと思いました。
しど URL 2006/12/11(Mon)01:05:51 編集
コメントレス@管理人
>しどさん

 お久しぶりです。本当に最近のいじめは陰湿化しており、いじめがあったと言う事実を被害者の自殺によって知るというかなしい結果が多いです。 と言って、逆に対策を口で言うのは簡単であり、実際には法の領域を超えています。
 法で規制というよりも、結局人間社会のつながりの回復が必要だと思いますね。
ミズサワ 2006/12/12(Tue)23:22:31 編集
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